ご案内
窒素置換小分け包装について

小さい袋
に小分けして一袋ずつ開封して使用すれば小袋を購入したのと同じで最後まで安全にお与え頂けます。各小袋の中が無酸素であれば開封までの間は全く酸化が進行しません。
当店では
、空気を窒素に置き換えてパッケージ(窒素置換小分け包装)することが可能です。量あたりのお値段が小袋よりもリーズナブルな大袋を是非窒素置換小分け包装にてお求め頂くことをオススメします。
フードの保存(腐敗や酸敗の防止)について細部はこちらをご覧下さい。
空気の約21%は酸素です。酸素は酸化(酸敗)の材料となります。湿度によりますが約1%が水分です。水分は酸化を助長させる働きをしますし、カビ等の原因となります。
高性能真空ポンプで空気を99.9%抜き取り、気圧を戻す際に窒素を使用すれば窒素以外の空気の成分はほとんど取り除かれてしまいます。

残存する酸素や水分
は極めて微量のため、小さな脱酸素剤や乾燥剤を封入しておけば容易に除去可能です。この窒素置換行程を行わずに通常の小分けパックのみの場合、相当大きな脱酸素剤が必要となります。よくお菓子等に封入されている小さな脱酸素剤の酸素除去能力は、20~30ccです。
「窒素」
は、他の物質に影響を及ぼさない「不活性ガス」の一種です。安価で味にも影響しないため、ポテトチップ等一般によく使用されています。食品用の不活性ガスには窒素の他に、アルゴン(日本では認められていませんが、海外では高級ワインに使用)や二酸化炭素(炭酸ガス)があります。(二酸化炭素は若干の酸味が生じます。炭酸水の味です。)
食品添加用窒素ガスについて、当店の仕入れ先である(株)大東医療ガス様が詳しく解説されています。よろしければご覧ください。

真空包装機
には当店のような「チャンバー型」と家庭用包装機に多い「吸い上げ型」があります。吸い上げ型は真空率が袋の収縮で制約されます。チャンバー型では、袋を置いたチャンバー(釜)ごと真空にするため、袋が収縮せず、ポンプの性能いっぱいまで真空にすることができます。当店が使用する真空包装機は99.9%の真空率で空気を徹底除去します。
また、窒素ガスを吹き付けて空気を追い出す「窒素充填」でもありません。一度真空にして窒素ガスに置き換える「窒素置換」のため粒の中の空洞に含まれる空気さえも抜き取ることが出来ます。

窒素置換充填
せずに真空パックでも真空包装機による酸素除去量は同じですが、微量に残る酸素を脱酸素剤で除去する場合、袋中に気体が循環するための空間が必要となります。真空パック食品の多くで脱酸素剤が使われていないのはこのためです。脱酸素剤の性能を十分に発揮させる空間確保のため、窒素を空気と置き換える形で充填しています。
加えて
、真空パックの場合、フードがパック内側に突き刺さり輸送中に破袋(ピンホール)する可能性があります。ピンホールを避けるために真空率を下げることは、酸素除去性能を減殺してしまうため行っておりません。

小分け袋
には、セイニチ様の「ラミジップ®」のサイドガゼットタイプを使用しております。多層フィルムとアルミ蒸着により、遮光性、ガスバリア性に優れています。チャックが使いやすいことでも定評があります。
確実な密封
と窒素充填後の空間確保のため1袋の最大量は1.25kgとしています。小型犬でも1ヶ月以内で十分に食べきれる量です。

窒素ガス には(株)大東医療ガス様の食品添加用窒素を使用しています。大切なご家族である愛犬・愛猫の食品の包装に使用するものですから、人間用の食品包装(ポテトチップなど)に用いるのと同一基準の窒素ガスを選びました。

脱酸素剤
はその作用に水分を必要としてるため、食品の持つ水分に依存するタイプと脱酸素剤自身が反応に必要な水分を持っている自力反応タイプの大きく分けて2種類が存在します。
ドライフード
の多くは10%以下しか水分量がなく、また、腐敗防止のために乾燥剤も封入しますので、当店では「自力反応タイプ」を使用しています。脱酸素能力は30cc/個あり、1個でも十分な能力を有しています。
乾燥剤
には食品包装に一般に使用されるシリカゲルを使用しています。脱酸素剤の作用を妨害しないよう脱酸素剤とシリカゲルを離して袋詰めします。袋の底部から、①脱酸素剤、②フード、③シリカゲルの順で入れていきます。

- ご希望の商品をカートに入れてレジ(購入手続き)にお進みください。
- レジ(購入手続き)でお支払い方法を決定して次にお進み頂くと窒素置換小分け包装をお選び頂く欄が表示されます。(左のマークが目印です。)
- ご不明な場合又は選択肢にない小分けをご希望の場合はメッセージ欄にご希望内容をご記入下さい。スタッフがご注文確認時に手数料を計算させて頂きます。