ペットと栄養学
栄養管理の重要性
ここでいう「毒」とは「毒物」のことではありません。体に悪影響を及ぼすということです。その意味では毒物と変わりません。でも栄養素が毒物にもなる?分かりにくいですね。
「過剰摂取」という言葉は聞いたことがあると思います。では、際限なく摂取するとどうなるのでしょう。その逆に全くとらないと・・。もうお分かりですね。栄養管理が大切なのはそのためです。
「栄養」というぐらいですから、各栄養素は不足するとよくないことは想像しやすいです。完全に不足すると「欠乏」に陥ります。それが必須栄養素の場合は、生命を維持することができません。中には体内で生成でき、食べなくても不足しない栄養素もあります。(必須栄養素については、こちら)
逆に摂りすぎると過剰摂取で、限度を超えると毒性を帯びてきます。いずれ「致死量」に到達します。
私たちが生きていくのに重要なミネラルである食塩を例にとってみましょう。欠乏すれば生きていけない重要な栄養素ですが、致死量も存在します。500gもの塩を一度に食べれば、ほぼ死ぬことができます。
各栄養素の摂取量が適正量となるよう、食事の管理が重要となります。手作り食の難しさはここにあります。 多くの種類が販売されている「総合栄養食」は、水とそれだけで犬や猫に必要な栄養素を適切に網羅できるよう作られています。
- 野生動物
- 本能に従って体に必要な栄養素を食べる。
- ペット
- 飼い主が与える食べ物を食べる。
欲しがるからといっておやつばかりを与えていませんか?食べたいものだけを与えるのは本当の愛情といえるのでしょうか?(人間の子供も同じですが・・)
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