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生肉を取り入れるなら必ず押さえておきたい安全の基準
「生肉には酵素が残っているから健康に良い」と聞くことがあります。しかし酵素はタンパク質の一種であり、犬や猫が食べても胃酸や消化酵素によって分解され、そのまま体内で働くことはほとんどありません。実際に健康に寄与しているのは酵素そのものではなく、水分が多いことや加熱で壊れやすい栄養素が残っていることです。
一方で、生肉には細菌やウイルス、寄生虫といったリスクがあります。サルモネラやカンピロバクターは犬や猫が感染しても症状が出ないことがありますが、その場合でも保菌動物となり、 一緒に生活する人への感染源になることが懸念されます。犬や猫自身も子犬・子猫や高齢、免疫力が落ちているときには下痢や嘔吐を起こすことがあります。
また、イノシシやシカに多いE型肝炎ウイルス、さらにトキソプラズマや旋毛虫などは人にも犬猫にも感染し、重い症状をもたらす可能性があります。特にジビエ肉については農水省が「生食は推奨しない」と注意を呼びかけており、生で与えるのは控えるべきです。
犬や猫に生肉を与える場合は、必ず「人間が生で安全に食べられる」と法律で基準が設けられた肉を選ぶことが前提です。例えば厚生労働省の基準を満たして「生食用」と表示された牛肉や馬肉です。これらは加工・管理が行き届いており、相対的にリスクが低い選択肢となります。
ただし、それでもリスクがゼロになるわけではありません。特に子犬・子猫や高齢の犬猫、体調に不安のある子には避ける方が安心です。生肉を与える目的は「酵素」ではなく「嗜好性や水分補給」と考え、必ずメリットとリスクを理解したうえで選んでください。
本ページの内容はあくまでご参考としてご覧いただくものです。なお、ここに記載の情報をもとにされた行動の結果については、当店では責任を負いかねますので、あらかじめご了承くださいませ。
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