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脂溶性ビタミンについて

***2016/10/03発行のメルマガです***

こんにちは。店長のたくです。

本当に涼しくなりました。一昨日と昨日は栃木県にある「オーキャン宝島」というわんこと一緒に行けるキャンプ場にスタッフ一同(もちろんスタッフ犬「ハク」も)で行ってきました。オートキャンプ場なので車ごと入れますし、各キャンプサイトごとに壁で囲まれていて扉を閉めてしまえばまさにプライベートのドッグランです。ほぼ毎月「ワンワン大集合」の日があり、その日ならサイト利用料半額です。オススメですよ。

オーキャン宝島のサイトはこちら http://www.ocam.jp/
半額には条件があるので注意しましょう。それは、「わんこ同伴であること」です。次回のワンワン大集合は、11月11日(金)~13日(日)です。

食欲の秋です。食べることは動物にとって最も楽しみなことの一つ。本能的に必用な栄養を含む食べ物を美味しく感じるように出来ている・・・こら、ハク!おやつばかり食べないでごはん食べなさい!失礼しました。本能に反して栄養の偏るものを欲しがる子も多いですねw

今日は各種栄養素の中のビタミン、それも脂溶性ビタミンについてのお話しです。

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目次
1.ビタミンとは
2.ビタミンA
3.ビタミンD
4.ビタミンE
5.ビタミンK

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1.ビタミンとは

「ビタミンとは体の組織構成の成分やエネルギーとして重要ではないけれども生命維持や成長、繁殖などに必用がある栄養素のうち、体内で合成(産生)されない又は合成量が必要量を満たしていないため、摂取しなければならない有機物」です。

簡単に言うと、「3代栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物)とミネラル以外で食べなければ健康を維持できない栄養素」のことです。

この定義で言うと人間にとってのビタミンCは犬や猫にとってはビタミンではありません。人間には必須栄養素であっても犬や猫は体内でアスコルビン酸(ビタミンCの物質名)を産生出来るからです。なので、フードの原材料に「ビタミンC」と書かれていたら「このメーカーはビタミンの意味を理解しているのかな」と思ってしまいます。

ビタミンは油脂に溶けやすい「脂溶性ビタミン」と水に溶けやすい「水溶性ビタミン」に別れます。

脂溶性ビタミンは4種類、「A」「D」「E」「K」です。店長は「エーデック」と覚えています。これら以外(「B」シリーズ、葉酸等)は水溶性ビタミンです。

脂溶性ビタミンは水に溶けにくいため尿などで排出されにくく、体内への蓄積しやすいです。ただし、過剰摂取で毒性が出やすく過剰症が問題となります。

水溶性ビタミンはこの逆です。体外に簡単に排出されやすく、体内への蓄積が困難です。そのため常に摂取が必用です。毒性は低いものが多く、過剰症があまり知られていません。


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2.ビタミンA

物質名「レチノール」です。レチノールと同様の生理作用をする物質も含みます。乳脂、肝油、鶏卵、肝臓などに多く含まれます。

ビタミンAに変化する前の物質をプロビタミンAといい、カロテンなどがその例です。多くの動物はプロビタミンAを食べていれば体内でビタミンAを合成出来るのですが、猫はこの合成に必用な酵素が極端に少なく、ビタミンAそのものを食べなければなりません。犬はカロテンからビタミンAをある程度合成出来ます。

ビタミンAはとても酸化されやすいので、カプセルにするか酸化防止剤を添加する必要があります。

ビタミンAが不足すると夜盲症、皮膚障害、免疫機能低下、腎炎、骨強度低下などの欠乏症を引き起こします。

ビタミンAは過剰摂取に注意が必要です。特に犬はビタミンAの上限が低く、容易に中毒になります。ビタミンAの過剰症は、骨の奇形や赤血球数減少、結膜炎、肝臓・腎臓機能低下などです。

総合栄養食をきちんと食べさせていれば欠乏や過剰はおきません。ご飯をきちんと食べるようにしつけましょう。


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3.ビタミンD

ビタミンDは、食べたカルシウムやリンの吸収を促進させたり、骨や歯の成長させたりなどで重要な栄養素です。

動物は皮膚でコレステロールを原料として紫外線を浴びることでビタミンDを作っていますが、その量では不足しているので食べなければなりません。卵黄や肝油に多く含まれます。

ビタミンDが不足するとクル病や骨軟化症などの骨の異常や低カルシウム血症を引き起こします。

過剰症は、高カルシウム血症や血管・心臓等へのカルシウム以上沈着などです。ビタミンDも食べ過てはいけません。


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4.ビタミンE

ビタミンEは、トコフェロール、トコトリエーノールの総称です。それぞれα~δがついて計8種類あります。この中で体内で最も作用するのがαトコフェロールで、δトコフェロールだとαの3/100の活性と言われています。

このビタミンは、動物は体内で生産が出来ません。植物のみ合成が出来ます。なので、人も犬も猫も絶対に食べなければなりません。

緑黄色野菜、植物油、穀類がビタミンEの主な供給源となります。

欠乏の影響を受けやすいのは、筋肉、神経、血管、生殖器です。主な欠乏症は、犬では筋肉の脆弱化や精子形成障害など、猫では心筋炎や黄色脂肪症などとなります。

ビタミンEは、中毒症が起きにくいとされています。


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5.ビタミンK

ビタミンKには植物性のK1、微生物由来のK2、合成で作られるK3などがあります。

ビタミンKは、血液の凝固や骨代謝維持、細胞増殖に重要で、主な供給源は緑黄色野菜や卵黄になります。

不足すると出血がおきやすくなったり出血時の血が固まる時間が遅れたり等の影響がでます。

犬は消化管内の腸内細菌が作るビタミンK2で必要量を満たされますが、抗生物質服用中は腸内細菌が殺されるため、ビタミンKの腸内産生が抑えられて不足します。

K1、K2の毒性は低く過剰症はあまり知られていませんが、合成で作られるビタミンK3の過剰摂取では致死的な貧血や黄疸などの過剰症が知られています。

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最後までお読み頂きありがとうございました。今後もペットの食と健康に関する情報をお伝えして参ります。ビタミンのお話しをしましたが、総合栄養食をきちんと食べさせていれば、各種ビタミンの欠乏や過剰はあり得ません。おやつは一日のカロリーの20%以下に抑えて、きちんと総合栄養食を食べさせましょう。下手にサプリメントを食べさせると過剰症になる場合があります。

手作り食派の方は総合栄養食の栄養基準も参考に栄養管理が必要です。健康診断時に獣医師に栄養管理を相談してみるのも一つの方法と思います。人間は様々な食材を毎日換えながら食べることで各種栄養がまんべんなく摂取されていきますが、犬や猫は必要な栄養素を網羅できるほど食材にバリエーションがありません。手作り食では栄養管理が極めて難しくなります。当店では、手作り食派の方も総合栄養食を併用されることを推奨します。




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